blah blah 日記*

blah blah blah = なになに、かくかくしかじか。 言わなくても分かることの省略音。
--/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2008/06/19

リハビリ。


時々、ふっと電池切れのような感じで元気がなくなったり、ちょっと惨めな気持ちになってしまったりすることがあります。
いい加減慣れたとはいえ、海外での生活で思うようにことが運ばなかったり(日本でも一杯あるけど)、英語とはいえ母国語じゃない言葉でうまく言いたいことが言えなかったり、そういうことが塵のように積もってイライラしたり悲しくなったり疲れたり。
まぁ、こんなことはだれにでも起こり得ることなんだけど。


で、そういう時はたいてい本を読みます。
昔から活字中毒?っていうくらい本が好きで、東京で働いていたときは長い通勤時間に1日1冊またはそれ以上のペースで読んでました。
が、今はたいした量の本も持ってきていないし、新刊の情報も知らないし買えないし。
もちろんアマゾンなんかで時々チェックはするものの、重たいものだし送料が・・・なんて思って滅多に滅多に買えません。ウィッシュリストには膨大な量の本が入ってるけど。
だから、こっちに戻ってきたときに抱えてきた数冊の本(といってもほとんど村上春樹さんの本)や貸していただいた本をそれこそ繰り返し繰り返し読み返す。ある部分そらんじれるんじゃないかってくらい。
英語の本もながーいスランプの末最近になって読むようになってきたけれど(大学に行っていたとき死ぬほど難しい本を読んだので)、やっぱりメインは日本語。



昨夜から読み出したのも春樹さんで久しぶりに「ダンス・ダンス・ダンス(上下巻、講談社文庫)」↓。


190608.jpg


初めて読んでから・・・たしか15,6年経ってるんじゃないかしら。
何度も何度も読んで、この文庫本は2代目。それでも大分ぼろぼろになってきた。
何十回目かの今回も、徹底的にわたしの脳みそに染み渡り「春樹ワールド」が広がります。

春樹さんがこの小説をイタリアで書いていたとき、わたしは小学生中学か高校生でした。
小説の中の時代背景のとき、小学生でした。ちょっと混乱してしまった。失礼しました。

小説の「僕」と「ユキ」がスバルで会いに行く「牧村祐」の住んでいる辻堂に住んで、ふたりが行った「ハングリータイガー」にも連れて行ってもらったことがある。
今はわたしが主人公の「僕」より1歳年上になって、そういうところからずいぶん離れた場所で「繋がって」いなくちゃ、とダンスを踊っているわけです。


ねこ、壁、さかな、羊、井戸、地下、鳥、そして図書館。


春樹さんがよく使うモチーフたち。
気をつけてみているからだと思うけれど、今のわたしに言葉どおりにもモチーフ的にも繋がっているものたち。
そこにあるメタファーの深い意味を、気分によっては飛ばし、気分によっては考えながら読んでいくと、どっすりと落ち込んでいるのが、ふっと消えてなくなる事がある。
多分ふだんあまり使わない思考を使って読んでいるからかなぁ。
若いころは、春樹さんの小説を読むとどっぷり落ちた(笑)。
でも最近は・・・落ちることもあるけれど、読み終わると色々なメッセージというか解釈が淡く残るだけで、切なくはなっても不安定な感じはしなくなったように思います。

ちょっと前までは、あーだこーだと解釈を人と話し合ったり聞いたりするのが好きだったのに、そういう友達と離れてからひとりで悶々と湧き出る感想を抱えて消化していたからかな。
ほんの5,6年前まではこの「ダンス・ダンス・ダンス「羊をめぐる冒険」くらいまでのデタッチメントな時期のほうが好きだったんだけれど、最近はコミットメントのものもとても好きです。

訂正:「ダンス・ダンス・ダンス」はデタッチメントの文体から脱した2作目で、コミットメントでした。
さっき読み終わって、「あ、『羊をめぐる冒険』の最後のシーンで作者がコミットメントに向かう姿勢が読めたんだった」と思い出しました。


大人になってきているからかしら。



そんなことを考えながら街にぶらぶら出かけていって、2週間前に履歴書を出していて・・・返事さえくれなかったお店がセールをやっていて、自虐的にも入って行ってお店のおねえさんと少しおしゃべり、そして帽子を買っちゃった。

発散ついでにKFCでバラエティーチキンセット購入。
久々のチキンは美味しかったけれど、胸焼け中。

guildy concious


やっぱりリハビリといったらギルティー・コンシャスを押し切っての発散。
コレが一番です。
やっぱり胸焼け中だけど。



バラエティーセットで¥900弱・・・痛いよな~。


コメント

 kaoさん今日は その後いかがお過ごしですか?リハビリ(?)のお陰で 少し元気になったかな?
 村上春樹 お好きなんですね 私の夫もファンで 翻訳されたものは ほぼ読んでいます 現実の中の非現実性が面白いんですって(恐らくkaoさんと作品について 色々論じられるのでは。。。うちの夫もそういう話題好きだから)
 私は。。。恥ずかしながら 村上さんの本 読んだこと無いんですよ(私の好きな本の傾向は ご存知ですよね?)村上さんは ずっとベストセラー作家だったので 若いときはなんとなく敬遠していた節があるのですが(宮部さんだって ベストセラー作家だけど??)年と共に そういう ’つっぱり’(?)も取れてきたので 日本に帰ったら いつか手に取ってみようかと思います
 映画もだけど 本って 読み手の環境の変化によって 微妙に解釈の仕方 感じ方も変わってくるよね初めて読んだときは 気がつかなかったことを2度目で発見して 新鮮さを増す本や 読み返す度に 本に対する共感の仕方が変わってきて それをもう一人の自分が見ていて 面白いと思ったり いつになっても変わらない普遍的な思い 感想っていうのも別にあったり。。。1冊の本から これだけ色々思いを巡らせることができる 活字の世界って素晴らしいよね
 しかし 村上さんがよく使うモチーフが 今のkaoさんにも縁が深いとは!kaoさんと村上さんの作品に偶然とは思えない 深い絆を感じますね
 
 余談ですが KCFは 私も日本にいたとき たまに自分へのご褒美として買ってました たまーに食べると フライドチキンや カップラーメンって なぜ美味しいのかなあ?   
2008/06/20(金) 06:49:04 |URL|和恵 #- [編集]
☆和恵さん
こんにちは、コメントどうもありがとう^^。
こういう感想・・っていうか独白のようなものを書くとき、自分の文章力のなさにがっくりします~。
しかもちょっと落ちていながら読んでいる本で、大好きな春樹さんの本のことだから余計に。って別にいいんですけどね~。

だんなさん、春樹好きなんですね。
うれしいな^^。わたし、こっちで本の好きな友達に片っ端から勧めていって、今では友達のほとんどがファンになってます(笑)。
現実の中の非現実性。おぉ、お話したいです~。

和恵さんは読まれたことがないんですね。
まぁ、確かにちょっと和恵さんの好みのタイプではないかもしれないですね。
わたしは初めて読んだ春樹作品が高校生のときで「ノルウェーの森」だったので・・・難解すぎてもひとつ・・でした。
春樹さんの作品を読むとほかの人の本も読みたくなったり音楽が聞きたくなるんです。
話の内容はものすごく非現実的だけれど、そういう引用とお料理のことはものすごく現実的なので(笑)。
機会があったら是非、読んでみてください。

映画も好きだけれど、自分でどんどん自由に発想と空想が広げられる文章がやっぱり好きだなぁ、と思います。

KFC、日本のほうがやっぱり美味しい気がします^^;。
脂っこかった~!
カップラーメンのほうが・・・安上がりですよね。
次はそっちにします!
2008/06/20(金) 11:59:12 |URL|kao #- [編集]
海辺のカフカにも、ねこと図書館は出てきますね。
出てくる不思議なものに意味がないからちょっと読後気持ち悪かったりするんですけど、それでもおもしろいんですよねぇ。
2008/06/20(金) 13:23:24 |URL|カズマ #- [編集]
kaoさん、お久しぶり~!

先週こちらに戻ってきました。帰国直前に引いた風邪をひきずりつつ、早速大型案件が来てしまい。やっとさっき片付いたところです。

海外での暮らしって、ちょっと聞こえはいいけど、実際はほんと大変ですよね。私もしょっちゅう凹んでます。今は現実逃避して里帰りの余韻にひたったりしてますけど・・・私も何かストレス発散するものを見つけなくちゃな、と思いました。

私も昔は本の虫だったんですよ~。図書館に足しげく通って、30くらいまではそれこそ手当たり次第に読んでました。その後講師なんかになったので、仕事で活字はたくさん読むことになって、遠のきましたけど。最近は翻訳でまたいやというほど活字に向かっているので、ますます・・・

村上春樹さんの本は、あまり読んだことがないんですけど、当時すごい人気でしたよね。ちなみに私のお気に入りは景山民夫さんでした。飽きもせず何度も読み返したりしてたっけ。

そうそう!今回kaoさんの紹介されてた「少しのイーストでゆっくり発酵パン」を買ってきました。ずっと欲しかったんです~。表紙ながめては喜んでます。いい本を教えてくださってありがとうございました~。
2008/06/20(金) 13:43:59 |URL|はな #- [編集]
  kaoさんの書く文章は いつも歯切れがよく 独特のテンポがあって 面白いよ 表現力もあると思うし
今回の村上さんの本に対する kaoさんの思いも とてもよく伝わってきましたよ 文章は ヘンに小難しくするより 万人に分かり易い 書き手の思いがストレートに感じられるものが一番だと思います だからあまりがっかりしないでね!これからも ブログ 楽しみにしてるよん   
2008/06/20(金) 21:50:18 |URL|和恵 #- [編集]
春樹ワールド大好きだぁ。

私、昔集めた本たちをほとんど実家に置いてきてあるので、
ふと読みたくなるよ。私も昔は読んだ後、どっぷりとはまったり、
落ちたりしたけれど、今では結構癒されたりするよ。

私は音楽、料理などかなり影響受けました。村上氏、個人的に
とっても興味ある人物です。
2008/06/21(土) 09:46:06 |URL|juncoo #bNQvwACs [編集]
☆カズマさん
こんにちは。始めまして、かな?
コメントありがとうございます。

『海辺のカフカ』、とても好きな話です。
初めて読むときはいつも「??」と思いつつ読むのですが、何度も読み返していくうちに色々なメタファーが見えてきます。
ねこと図書館は春樹さんの小説ではほとんど出てきますよね。
「ねこ」は自由な思念、または独立して一人歩きしそうな空想、「図書館」は古い記憶や思い出がしまってあるところ、なんじゃないかな、とわたしは思って読んでいます。違うかもしれないけれど。
ほんとに面白いです。


☆はなさん
こんにちは~☆ご無沙汰してました。
日本はいかがでしたか?楽しめた?
風邪引いちゃっていたんですね。もうよくなりましたでしょうか?

ほんと、色々なストレス・・っていうか我慢が知らないうちにたまっちゃうんですよね~。
現実逃避しすぎで、時々何がなんだかわからなくなってくることあります。>危

はなさんも本が好きなんですね。
わたしも最近は手を動かすようにしていたんですが、やっぱり本を読むとしばらく使っていなかった部分の脳みそが活性化していくような気がします(笑)。
でもお仕事で活字とにらめっこじゃ・・・息抜きにはならないよねぇ。
なにかいい「リハビリ」が見つかるといいですね。

景山民夫さん!わたしも一時よく読みましたよ~。
懐かしいなぁ。

パンの本、買ってこられたんですね!
ごめんなさい、わたし・・・レシピ送らなかったですよねe-263
失礼しました!
いただいた本だったんだけれど、見ているだけでシアワセなレシピ本です☆
オサレよね~!美味しく焼けたら是非ブログでUPしてね。

2008/06/21(土) 20:29:47 |URL|kao #- [編集]
☆和恵さん
わ~!そういう風にいってもらえるとすごくうれしいし、励みになります!!

そうよね、無理してもしょうがないし。
春樹さんはとても才能のある作家さんだけれど、とても努力して精進して今の文体を築き上げているので、そういう人と比べちゃどうしようもないです^^。
つたないブログだけれど、コレをかいているおかげでかろうじて母国語で表現、ということを忘れないでいられています。いや、ほんとに・・・。
これからもよろしくお願いします~。


☆juncooさん
juncooちゃんも好きなのよね、村上春樹☆
いや~!語りたいね!って別にたいしたことじゃないんだけれども。
今回久しぶりに読んで(といっても6ヶ月ぶりくらいかも・・)、思いのほか落ちていきそうだったんだけれど、そういう時は「村上かるた」とかエッセイものを読むに限る(笑)。
癒されます~。

わたし、春樹さんはノーベル文学賞を取れるひとだと思う。
コチラでも昔ガーディアンか何かに大きく取り上げられていたし。
ますます目が離せないです~。

あ、お料理の具体性、すごいよね。
わたしもまねっこして作ったことあります。
2008/06/21(土) 20:38:45 |URL|kao #- [編集]
へえ 村上さんって 私は天才肌の人なのかな?と思っていたのですが(時々いますよね ある日突然思い立って書いた作品が 一躍ベストセラーになったっていう作家 最近の日本だと高村 薫さんがそんな感じかな?)ものすごい努力の積み重ねが裏にあったのですか?村上さんのことは 全く知らないので ちょっと興味が沸いてきました(あ Kaoさんの術にはまっゃったかしら?)
2008/06/23(月) 08:45:21 |URL|和恵 #- [編集]
☆和恵さん
う~ん、天才ではあると思うけれど、天才肌、ではないと思います。
最初の本から大ベストセラーってわけではなかったと思うし、売れ出してからもある意味すごくストイックに実験的とも思えるような文章や短編集を着々と書いていたし、それが着実に新たなスタイルとして生まれ変わっていったので。
高村薫さんの本、実家のチチが持っていたような・・・でも読んだことがないんですよ。読みたいなぁ。
和恵さんが興味をそそられそうな春樹作品・・・どうだろうな~。読んでみたら是非感想をお聞かせくださいね^^。
わたし的には「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」で、どっぷり春樹ワールドにはまりました。
2008/06/23(月) 17:01:49 |URL|kao #- [編集]
こんにちは!

コミットメントとデタッチメントということを書かれていますが、そういう意味でここ数年(10年くらい?)の村上春樹の作風は大きく変わっていますよね。
特に感銘を受けたのは、地下鉄サリン事件の被害者をインタビューをまとめた本「アンダーグラウンド(だったっけ?)」です。あとがきで、彼自身がこれからどう社会に関わっていけばよいかみたいな事を書いていて、とっても興味深かったです。

最近、ガーディアンの土曜のマガジンに「走ることについて・・・」の抜粋(上半身裸のかなり大胆な写真と一緒に載ってました)、読まれました?
ランニングもそうだけど、作家としての活動も、少しずつトレーニングや仕事を重ねていって、ゴールに近づく過程が書かれてあって、それが、私も音楽をやっているので、試験とかコンサートとかに向けて準備をしていく過程に似ていて、共感を覚えました。努力しないと!って切実に思いました(笑)。

新作、日本語で読みたいですね!

2008/06/24(火) 11:41:14 |URL|ゆき #- [編集]
☆ゆきさん
お元気ですか~?コメントありがとうございます☆

コミットメントとデタッチメント、春樹作品には欠かせないテーマですよね。
おっしゃるとおり、コミットメントの作風になってからもどんどん感じが変わってきて、そういう視点から読んでもまた新鮮です。
うんうん、わたしも「アンダーグラウンド」での春樹さんの『コミットメント』の仕方、感じ方が大きく変わったんだろうな、とすごく興味を持ったのを覚えてます。
あと、その当時、原宿で働いていて遅番の同僚が遅刻してきたんですよ。地下鉄サリン事件のせいで。
わたしはJRで通勤で直接関係はなかったものの、なんだかざわざわしていて、でも休憩時間まで何が起こったのかわからなくてすごく不安でした。
だから好きな作家が地下鉄サリン事件について書いたとき、すごくコネクション・・というかなんだか余計に親近感?みたいなのが沸きました。
「遠い太鼓」の中でも平安門事件のことをさらっと書いていて、その当時はご本人が「デタッチメント」から「コミットメント」に移行中、という状況の中での触れ方で、それも興味深かったです。

ガーディアンの記事、見逃しちゃったんですよ~><。悔しい~~~!
上半身裸の春樹さん・・・見たかったです(笑)。
そうですよね、ゆきさんは音楽をしているから創作、という面でとても共通点があるんだと思います。
うらやましいな。ってピアノも走るのもだめなんだけど(笑)。

ほんと、日本語でまずは読みたいですね。
ゆきさんとも生でお話したいな~と思いました。
長くなっちゃった、ごめんなさい。
2008/06/24(火) 16:10:17 |URL|kao #- [編集]

コメントの投稿

  • URL
  • コメント
  • パスワード
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:http://blabla.blog29.fc2.com/tb.php/350-ab2af329

■  プロフィール

kao

Author:kao
イギリスでの日々のあれこれをブラーブラーとのんびりつぶやいています。


イギリス人オットと、2009年5月に生まれたウミ君と、2012年3月に生まれたソラ君と4人で英国中部の小さな街にて生活中。




*お知らせ*
コメントは認証制です。
記事に直接関係のないコメントは承認前に削除させていただきますのでご了承ください。
読者の方にはご迷惑・お手数をおかけしますがよろしくお願いします。

■  カウンター

■  カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

■  最近の記事

■  最近のコメント

■  最近のトラックバック

■  月別アーカイブ

■  カテゴリー

■  メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

■  ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

■  ブログ内検索

■  RSSフィード

■  リンク

このブログをリンクに追加する
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。